白松新四国88箇所めぐり  第78番 札所 TOP    次のページ    戻る
第78番 札所 お大師像
琴平山古墳の案内板 位置地図
東側の石棺 西側の石棺 祠もありました

場所は国道190号線の丸尾の交差点から北上し旧道との合流地点より少し北側にあります。王子古墳の案内のまま行けば78番があります。案内板は少し分かりにくいと思います。お大師の写真がピンボケになり分かりにくいですが、銅か真鍮製の像と石像の2つがありました。ここには王子古墳が直ぐ傍にあり、他の祠もあります。昔から大切にされてきた場所なのでしょうね。お堂は木格子の扉でした。
標識板 お大師像 拡大 ピンボケ

古墳の案内板には次のように書かれています。

琴平山古墳

この古墳は組合せ箱石棺といい、古墳時代前期(今からおよそ千六七百年前頃)のものと考えられる。古墳の大きさは東側で、長さ92cm、幅48cmで、側壁の石は左右各二枚の石を並立させ、前壁、後壁はともに各1枚の石を立てて作られています。また、西側のものは、、長さ95cm、幅は30〜36cmで、側壁の石は左右とも4枚の石を立て、前壁、効壁には各1枚の石を立てて作られている。両石棺とも底に敷き石はなく、したがって土を掘ってそれぞれに石を立てて作ったものであり、少量の朱砂らしきものが見つかった他には人骨は湿気のある埴土ため腐食したものと思われる。またこの古墳は規模が非常に小さいのが特徴であり、子供の墳墓ではないかと思われます。なお、この付近は本山遺跡(弥生式土器、土師器の包含地)、神輿山・聖山・西が久保・王子権現社裏山の経塚があり、王子・本山遺跡群を形づくっています。郷土の歴史を知るためにも大切な遺跡ですので、保存に当たってはみなさんのご協力をお願いします。  平成元年三月 宇部市教育委員会

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