萩・笠山椿群生林エコウォーク

2008年1月29日
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2008年の歩き初めに「萩・笠山椿群生林エコウォーク」に参加しました。エコウォークの言葉を始めて聞きました。どんなことをするウォーキングだろうと思い参加しました。主催者の日本エコウォークの話では「エコウォークとは自らの「健康」だけでなく、歩く地域の自然・文化への「知的好奇心」を満足させ、同時にドネーション・システムにより自然・文化の「保護」貢献するという21世紀型ウォーキングです」だそうです。私達、ウォーキングするものにとっては同じ様な気持でウォーキングしているような気はします。但し、ドネーション(寄付)については考慮していませんでした。エコウォークはこちらをご覧下さいこの「萩・笠山椿群生林エコウォーク」は40人の募集で、グループを10人程度のグループに分けて、各グループに笠山を熟知された案内者2名の案内でウォーキングをしました。
スタート地点は市営の駐車場で、明神池を通り、風穴に向かいます。
東側の海岸線に北上し虎ケ崎で椿の群生地を通過し笠山に昇りスタート地点に戻ってくるコースになっています。参加費は1000円/人で参加者は40名程度です。駐車場も無料で使用することができました。

左の地図は笠山の地図で管理者がGPSを持って歩いた軌跡です。
地図は国土院の25000分の1の地図を使用しています。
開会式 参加者もテントの中で 笠山の風洞
それでは萩・笠山椿群生林エコウォークをご案内しましょう。この日は朝から雨でウォーキングには最悪のコンディションでした。風が殆どないのが不幸中の幸いだったでしょう。主催者側の一通りの挨拶で式典を終了し、10人程度のグループに分けてスタートです。募集人数も少ないこと、小グループに分けての時間差スタートなど普通のウォーキングとは少し異なっています。距離が6km(主催者)と短いせいもありますが、スタートが13時45分です。スタートが午後になっているのも珍しいですね。市営の駐車場から市道を明神池に向けスタートです。
明神池の北西側に風洞があります。笠山は区分上からは活火山になっています。島全体が気泡の多い火山岩で出来ていますので、風が通りやすかったり、水分を浸透しやすかったりします。そのため風洞のよな涼しい風の吹くところが沢山出来ています。
笠山自然研究路に入る 石切り場跡 海岸沿いを歩く
笠山の自動車での登山道から分かれて笠山の中央部分を通過し、東側海岸沿いの笠山自然研究路を歩きます。研究路の直ぐ下は日本海の波が寄せています。石切り場跡や風穴群、コウライタチバナ自生地の側などを通り、椿の原生林に入ります。夫々案内板には下のように書いてありました。
旧石切場跡

笠山の北海岸一帯は、藩政時代の石切り場でした。海岸のあちこちには「タガネ」を打ち込んだ跡の残っている平らな場所が沢山あります。切り出された石は船で城下町に運ばれ萩を作る礎となりました。
風穴群
笠山には大小無数の風穴がありますが、この小道を20メートル入った所は、1ッ箇所に数多くの風穴が集まり風穴群を形成しています。風穴から出る冷気は約13℃です。これは多孔質の岩石中に浸透した水分が蒸発する時、熱を奪われるためといわれ、夏は大変涼しく感じます。
コウライタチバナ
コウライタチバナは、ユズと橘の両方の性質を持つミカン科の植物で日本では笠山が唯一の自生地です。そのため天然記念物に指定されています。
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