厚狭←小郡 その3 TOPページ  次のページ  前のページ
旧街道の入口 旧街道(山中) やっと出てきました
旧街道にしては荒れ放題です。獣道のようです。入口が上左の写真のようですので、山中も大変な道でした。道の跡は残っていますし、国土地理院の杭が打たれてありました。やっとの思いで出てきたところに、石橋(桁橋)がありました。中左の写真で右の端から左の端まで、歩いたことになります。多分、事前に準備していないとこの道は分からないと思います。 
山中から入口の撮影 山中宿東側の旧山陽道 山中宿の入口
藪道を出た所から南西方向に300m下り、山中宿に入ります。山中宿は国道から少し離れたおり、旧街道の趣が多く残っております。少し入ったところの右側に山中上市熊野神社があります。熊野神社は永和年間(1375〜79)に伊藤四郎入道が熊野権現を勧請したことにはじまるという古社です。ここには山口県指定のツルマンリョウが自生しています。
  天然記念物 ツルマンリョウ (立札より転載)
ツルマンリョウはヤブコウジ科の常緑小低でツルアカミノキとも呼ばれ、中国大陸南部や台湾に生育し、わが国ではその分布が限定されていて屋久島・山口県・奈良県でまれに見られる貴重な植物です。天然記念物として指定されている所は、山口県佐波郡徳地町の出雲神社の自生地と奈良県吉野郡の丹生川上中社の自生地でこれらは国指定となっています。自生地全てが文化財として指定、保護されているということは他に例がなく、それほど学術的に価値が高いのです。ツルマンリョウの自生条件は特殊で、樹の下にあって一定時間の陽光を受けることと土壌が花崗岩系であることで、当神社のツルマンリョウには適度の日照りがあり生育は旺盛です
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山中上市熊野神社 山中宿上市の家並み 上市外れの三界地蔵さん
山中上市の現在の家並みは入口から三界地蔵さんの所まで340m程度です。この間も国道とは離れていますので、昔のまま残ったようです。三界地蔵さんにこれからの旅の安全を祈って甲山川沿いに歩きます。 
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