その3 TOPに戻る   先頭ページ   前のページ 
石畳? この付近は石畳です ここも
石畳は落ち葉で覆われて美しい形は見えません。しかし、石畳の道は歩き難いものです。歩くには、石の表面だけが出ていて、石と石との間は土で埋まっているほうが人も馬車も大八車も通りやすいと思いました。石だけが置かれた石畳は実際には使えない道ではないのでしょうか?その点、ここの道は理想的な石畳の道ではないでしょうか??
道の周囲は竹が生茂り荒れた山の兆候を見せているようです。大休の自治会では毎年秋にはこの石畳の大掃除を、また山陽小野田市の歴史を研究する会でも6月に草取りや、掃除をやられるそうです。散歩にこられるのならその後が良いかもしれません。ぶどう園のおばあちゃんは「棚井の石畳に比べて石が小さく、いろんな石が使われている。棚井では花崗岩だけを使用し、よく整備されている。」と言っておられたが筆者にはその区別は付きませんでした。また、このおばあちゃんはこの道のことを良く知っておられました。
こんなに飛び出した石も ここが石畳の終点の祠です その向こうは道はありません
道は登りきったところが終点でした。そこには祠がありました。ぶどう園のおばあちゃんがこの祠についても何か話しておられたが、記憶がありません。地図を見るとこの頂上からは船木の農道までそんなに距離がないので、通り抜けられるようにすればよいのでしょうが?この地点で高度56mです。有帆川の川沿いの一番低いところが海抜28mです。高低差28mしかありません。この程度の勾配でも昔は大変だったのでしょうね。この地点で引き返すことにしました。
石畳道に繋がる道路の探索 川土手から石畳道に向かう 有帆川の土手を通る道路
一度引き返し、この道は一体どこに繋がっていたのだろうかと思い、周囲を散策してみましたが、有帆川の川沿いからこの山に向かっている道がこの辺りでは最も古くからある道らしいのと、地図から地形全体を見ても間違いは無いのではないでしょう?
石畳道については大休の農道のぶどう園入り口のお店の主人が詳しく知っておられると聞きました。この石畳道について、山陽小野田市の資料館を覗いてみましたが、何もありませんでした。
これで、山陽小野田市の「千林尼の石畳道」の歩きは終わります。
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