千林尼棚井山田石畳道  その5 TOPに戻る  前のページ
1号石畳から2号石畳の道標を見る 1号石畳道への道 舗装道路と平行に走る道
1号石畳は直ぐ傍にアスファルトの道があり、間違いやすいと思います。特に船木側より歩いてきた場合は案内がありませんので、殆どアスファルトの道を歩いてしまいます。要注意
棚井側から歩くと、アスファルト道と交差するところに第2石畳の道標が見えますので、道を間違えることはありません。
1号石畳道 第一石畳の標識 第一石畳入り口
アスファルトの道の分岐点の左の道のさらに左に〕草むらの道があります。これが石畳道の入口です。その道を上がれば第一石畳道の道標があります。第1石畳は長さ 23.52m、幅 0.41〜0.89m と表示してあります。緑の草の間に石がのぞき、石畳らしい雰囲気があります。船木から来ればここが終点になります。
案内板 石畳道入口 県道入口

棚井山田石畳道の棚井側の入口は県道215号線を赤丸の棚井の交差点で北側に入る。道なり、川沿いに入って行く。約1kmで石畳入口に到着する。この地点はアスファルトの道が2つに分岐する地点です。そこに案内板がある。それには次のように記載されています。
史跡 千林尼石畳道

千林尼は文化6年(1809年)、現在の西岐波の大沢に生まれ、のち縁あって仏門に入り、、明治二年五月、60歳で他界されるまで、一生を托鉢して浄財を集め、社会公益事業に献身された。この道は、江戸時代には宇部と楠木町を結ぶ主要な道であったが、山間の細道で難関が多かったので、敷石の舗装をして、通行する人や馬の難儀をを救おうと、千林尼が悲願をこめて改修された遺跡である。千林尼は、宇部市、楠町、山陽町と近郷の各地で、数多くの土木公益事業をなされたが、この石畳は尼僧の偉業を偲ぶ、現存する唯一の貴重な史跡である。また、この道は郷土の先人たちの素朴な風習を偲びつつ、林の中を行く、歴史と自然のハイキングコースでもある。

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